くらしと仕事。

Live to work or work to live ?

どうしてごちゃまぜブログは儲からないのか。

今年はちょくちょくブログを書いてるんだけど、一向にアクセス数は伸びない。

一日のアクセス件数は、数件あるかないか。

 

どうせ書くなら小銭になったらいいなぁと思う今日この頃。

 

ブログをマネタイズする方法は、アクセス数を伸ばしアドセンス広告で儲けるのが一般的だ。1アクセスあたり、0.5円いくか程度の薄利多売のビジネスモデルだ。月間100万アクセスいけば50万円という感じ。

 

ブログのアクセス数を伸ばすには、当然SEO対策をしなければならない。

少し前に炎上したDeNAのキュレーションメディア<WELQ>がSEO対策に必要なことを明らかにしてくれた。

 

SEO対策で大事なことは、「記事数」と「1記事あたり文字数」と「検索キーワードの網羅」の3つ。

 

このうち「記事数」と「1記事あたり文字数」は、ごちゃまぜブログでもなんとかなる。でも「検索キーワードの網羅」というのが、難しい。

 

特定ブログなら読者の関心ごとを調べてキーワードを網羅していけるが、ごちゃまぜブログではそうもいかない。どんな人にどんな話題を提供するかという、記事の守備範囲が広すぎる。

 

では、ごちゃまぜブログに未来はないのか?

 

というと、実はそうでもないと思う。

 

小売を営んでいればよくわかるのだが、季節によって世の中の関心ごとは変わっていく。1月であれば初売り、初詣、新年会だし、3月4月は新学期準備、新年度準備だし、花見である。

 

そういったことと、読者プロフィールに合わせて、編集方針を立て記事をアップし網羅していくことで、読者をとらえていくことができるはず。

 

目安でいえば1か月に30記事をアップするとして、毎月30本の記事でどう書ききるかという問題になる。

 

しかし「書きたい記事を書いていてはダメ」なのが難しいところだ。

 

ごちゃまぜブログと名付けているが、日記系の雑記ブログを書いてる人は、読者のためというより、自分の書きたいものを書いている人が多いと思う。

 

ごちゃまぜブログが儲からない点は、ここになる。

 

ごちゃまぜブログで儲けたいなら、読者のために書かなければいけない。

 

これも<WELQ>と同じくクローズしてしまったが、<MERY>というキュレーションメディアは、この点で圧倒的に優れていた。大量に20代、30代女子のハートを射抜いていた。だから、いま<MERY>難民が多数発生中。

 

 

*1

 

 

でも<MERY>ってブログじゃねーしって声があると思う。でもそうなのだ。いまのところ、アクセス件数を伸ばすということと、ブログで記事を書くということは、正直いっていまは相容れるものでもない。

 

ごちゃまぜブログの儲けが失敗する原因のもう一つは、実はここにもある。

 

ライティング自体をビジネスに直結させるためには、文章のレベル、切り口、表現がよほど面白くないといけないのに、素人が書くつまらないレベルでの「書く」行為は、単に効率が悪いだけで終わってしまう。

 

わたしが面白いと思うのは「切り込み隊長」レベルの優れた文章表現が必要と思う。

 

けれど、切り込み隊長レベルの表現技術があってすら集客に生かされるのは、アクセス数が伸びたときのリターンだと思う。

 

直帰率や滞在時間のKPIですら、コンテンツのユニットつまり書かれている内容が、網羅されていることが一番有効なのだ。

 

こうなってくると、ブログを書きたいな!と思った「初期動機」とのズレが顕著になってくる。どう書かれてていてもいい、とりあえず内容が入っていればいいみたいな感じになるので、自分が書いた文章でみんなとコミュニケーション取りたいという動機が、むしろ弊害となってきてしまうケース。

 

うーん、悩ましいが、いまここらあたりが、現実だろう。

 

結局はここを乗り越えられるかが、ごちゃまぜブログマネタイズのキモになっている。

*1:ちなみに<MERY>のコンセプトは、「ほしいものがみつかる」。ターゲットとした女性のファッション情報については、まとめサイトが皆無だったので当時かなりなブルーオーシャンだった。そこで、有名ブロガーやお店、アイテム「まとめ」を作っていったのがはじまりで、これなら専属ライターがいなくても、男2名で「まとめ」を超速で作ればいいので、結果的に少ない資本で立ち上がった。