くらしと仕事。

Live to work or work to live ?

少人数企業にとって致命的なこと

経験も実績も溜まってくると、

時には仕事をする『フリ』も上手くやる。
 
他人の仕事で喰えるのが会社員の最大のメリット、
とも言えなくないけど、こういう定年までの逃げ切りを意図的にやる人もいれば、
そうじゃないのに、気が付かず、
無駄に長時間仕事して、やってる気になってる残念賞な人もいる。
 
少人数企業にとって致命的なのは、
餅は餅屋的に個人個人が仕事を『処理』してしまうことです。
一見効率的なのだけど、これがヤバイ
 
効率的にやろうとして小さな目の前のことばかりやると、どうしてダメか。
 
自分の会社は小さな健康食品のメーカーだとして、
仕事はとにかく新規顧客をとりまくる。
価格を安くすれば数を稼げるだろう。でも、
価格を安くして数を得ると、どんどん数を売らなければ
苦しくなる。だから、継続率が重要でしょ?
とかいってCRM部門に渡しても、それまでの獲得の仕方が
あまり良くなければ、つまり安売りメインだとすると、
CRM部門の人だけが、いままでの手なりの知識だけでは
対処できない問題なんです。
いままでの手法で処理すること、それはズバリ仕事をしている『フリ』
をしていると言ってもいいんじゃないですか?
 
もしメジャーなメーカーが同じような商品を出してきたらどうなる?
あっという間に獲得で負けて試合終了です。
 
つまり、個別に効率性を追求していると、
自分の体力分、世間が変化するまでの束の間の残り時間の幅しか
将来が描けないってことです。その事業には伸びしろがないし、
変化には対応できないのです。
 
ベンチャーが大きくなれないのは、大企業並みにゲームメークできないからなのです。
そこそこで満足しないで、突破するアイデアが必要。
だから、無駄な衝突を避けると、見つからないですよね。